波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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パルコ・プロデュース「12人の優しい日本人」PARCO劇場

namiuchigiwa2005-12-02

作・演出:三谷幸喜
出演:小日向文世江口洋介生瀬勝久ほか

2005.11.30.(水)のソワレをかなえちゃんと観た。プレビューはあったけど、この日が初日。しかも席は3列目。すごい。チケット取ってくれたかなえちゃんに感謝。

裁判の陪審員制度が日本にあったら、という設定で90年代初頭に初演された芝居。

映画は見たので展開は読めるんだけど、はらはらどきどき、客席はまさに不和雷同。ぎゅっと息をつめ、はぁ〜と呆れ、ふっと笑う。すごく手に汗かいて、舞台と一緒に息をした感じ。舞台である必要はない内容だけど、劇場内の一体感が醍醐味だった。

12人のいろんな魅力の人が見せる2時間はすごく贅沢という感想。普段の役のイメージとは感じが違う俳優が多くて、内輪感のなさが設定にあっていて良かった。

今度始まる陪審員制度とは制度が違うが、まさにほんとに言われそうなセリフ満載で、ほんと大丈夫?という不安を感じてしまった…この芝居のラストだって相当無茶苦茶な結論だけど流れでうなずいちゃうもんなぁ。

陪審員制度の広報パンフレットがロビーに置いてあった。要は運用だと思うけど。しっかりやりましょう。

ところで次回作は3月にパルコ歌舞伎とのチラシが。若手人気歌舞伎役者集めて、席取れる気がしないんですけど…