波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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「シラノ・ド・ベルジュラック」新国立劇場中劇場

新国立劇場静岡県舞台芸術センター(SPAC)共同制作
原作:エドモン・ロスタン 翻訳:辰野隆鈴木信太郎 構成・演出:鈴木忠志
11/3(祝)マチネを当日券で観た。1時間強前で、A席は最後の1枚。鈴木忠志の作品を観ておこうというのが目的で、結果、今となってはそれほど変わったものではないというのが感想。蜷川幸雄にも通じるオリエンタリズムを強く感じる。日本的なものと欧州的なものをはっきり打ち出してそれが違和感なく融合しているのはすごいと思うが、日本的すぎる部分は戦略的なのか。椿姫のストーリーを知らないからかもしれないが。照明や演技はうまい。「鈴木メソッド」と呼ばれる発声や体の動かし方は、ク・ナウカに影響を与えているんだろうと思う。外国人がやっているのを観るとびっくりするかもしれない。普通には良かったけど、期待しすぎ。シアター・トークを途中まで観て帰った。年齢高めの客層で、70年代もかなりいてびっくり。