波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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「NINAGAWA十二夜」歌舞伎座

namiuchigiwa2007-07-30


七月大歌舞伎
作:W・シェイクスピア、訳:小田島雄志、脚本:今井豊茂、演出:蜷川幸雄、出演:尾上菊五郎尾上菊之助市川亀治郎ほか
7/29(日)のマチネをかたつむりと観た。新聞販売店の景品でもらった。3階、花道が見切れる席ではあったけどラッキー。話は「真夏の夜の夢」を思わせるシェイクスピア王道パターンのラブコメディ、演出は蜷川幸雄なので、普通の歌舞伎とは別物(多分)。でも野田秀樹作・演出歌舞伎と比べるとぐっと様式美。もともと派手好きで和物が好きな蜷川幸雄に歌舞伎を与えたから、衣装の美しさ、装置の彩りが鏡で増幅されて、艶やかに美しかった。ためいき。ドタバタ劇をしっとりと、3幕の長丁場じっくりと楽しみました。先の舞台でも感じた演芸の力の際たるもので、必ず一人ずつにスポットライトが当たる、分かりやすすぎる作りだけど、見るべき芸であれば持つのだと思った。口跡がはっきりときれい。当たり前かもしれないけど大事です。休憩時間に蕎麦も食べて歌舞伎座ライフを満喫しました。8月の大歌舞伎は渡辺えり子。また当たらないかな〜!?