波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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劇団M.O.P「阿片と拳銃」紀伊國屋ホール

作・演出:マキノノゾミ、出演:キムラ緑子三上市朗小市慢太郎ほか
8/17(日)マチネを観た。とてもM.O.Pらしいレトロで格好良い娯楽作品。見ている劇団の高年齢化か、最近老人を演じている舞台をよく見るが、これも一つの場面が老人ホームで無理がない。ほかの30年前の上海(歳を数えると30代のはずだが若者として演じられている)、10年前の浜松との3場面の演じ分けが見事。短い場面転換で化粧も換えているらしい。すごい。
上海のレトロモダンさ、粋な感じに、時局を絡めた壮大な感じがプラスされてなんとも格好良い。演劇を娯楽で観るという割り切りがあればもっと人気があってもいい劇団だと思うのだが。あと2年で解散だそうです。