演出・振付・デザイン:天児牛大フェスティバル/トーキョー
2009.3.7.(土)夜の公演を観た。
山海塾を観るのは3回目?
有名になったきっかけの作品と聞いて、フェスティバル/トーキョーの5演目回数券の1つに選んでみた。
まぐろの尾がびっしりと張られた板が壁のように舞台に立てられている。
舞踏手はいつもの白塗りに、ちょっと海草っぽかったり味わいのある衣装、もしくは裸。
途中から孔雀が登場する。どうやら本当に本物で、しかも演技をしているように忠実。
生き物の存在感は圧倒的で、ソロの踊りよりも存在感があった。
その後もおとなしく佇んでいるのが魅力的だった。
生命の謎にせまるというテーマだと思われるが、内容はパンフレットに頼らないとそれほど明確ではない。
でも、なにかまとまりのあるものを観たという気持ちにさせる。美しい舞台。
舞踏は言葉なしだから、伝わるものというのは理屈や物語ではなくて、生命感や姿勢、美しさなのだと思う。