作・演出・出演:野田秀樹、出演:大竹しのぶ、渡辺いっけい、北村有起哉
9/6(日)マチネでかなえちゃん&ファミリーと観た。350席位の劇場で、多分見られたのはラッキー。日本人が日本語で演じるからか演出の変更か、ロンドンバージョンより物語が分かりやすい。分かると海女のシーンの美しいだけではない切なさが押し寄せてくる。大竹しのぶを初め、動きは抑え目。その分渡辺いっけいの動きが過剰に見えるが大きな傷ではない。
どう公平に裁こうと法というルールの上では彼女は有罪だろう。数え切れないほど繰り返されてきた愚かさの救われなさ、幕切れの救いのなさに、ものすごく重くてつらい観後感だった。悪夢まで観た…。