波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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「ACACIA」TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7

namiuchigiwa2009-10-26

東京国際映画祭コンペティション
10/22(木)平日の昼だが作・監督の辻仁成目当てに出掛けた。初映画祭は仕事関係者と思しき黒スーツの集団に気圧された。前から4列目で質疑応答や写真撮影が見られるのもどきどき。通訳の人が細部まで訳すのもさすがプロだったし。
映画は、アントニオ猪木演じる老人と少年の物語。少年には離れて暮らす父との物語が、老人には離婚した妻との物語があり、やさしい光と音楽に包まれた温かい映画。暴力映画を撮るのは止めたそうで、これからは安心して見られます。後半細かい意味が分からないところもあったけれど、人に奨められる映画だったかな。離れて暮らす息子への個人的な映画だそうでしかたないのかもしれないけど、少年があれもこれもの希望を象徴するのは荷が重いのではないかな。見ている時には気にならないけれど。そんなことを思うくらい希望に満ち溢れたいい観後感でした。