作:平田オリザ、演出:柴幸男、出演:土井通肇、龍昇
11/14(土)夜公演を観た。東西陣営の元スパイの間で交わされる、冷戦集結20年後の会話劇。東西世界というカテゴリーが生きていた時代のくすぐりに満ちた、普通の会話。平田初期作品らしい短くて素っ気ない作品で、演出が今回2人がスープを作りながら話しているように作り足した。ほんとに作っているのに途中から片付けてしまうのにやや違和感あり。完成させて食べればいいのに。なにより感銘を受けたのは、冷戦について、パンフや劇中でものすごく丁寧な解説がされていたこと。もうそんなにしないと通じないのかあ。でもある年齢以上の人が楽しめる芝居だと思うが…。