波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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「谷山浩子Presentsうさぎと猫の芝居小屋Vol.1」『不思議なアリス』『真夜中の太陽』スペース・ゼロ

国境なき楽団協力企画 交感ひろば@SPACE ZERO〜ミュージック&ドラマウィーク
原案・音楽・出演:谷山浩子、作・演出:工藤千夏、出演:多田慶子、ジェイソン・ハンコック、畑中友仁ほか
5/22(土)夜の公演をかたつむりと観た。客席はNPO絡みかと思われる人などいろいろで満席。『不思議なアリス』は谷山浩子のアリスものの既存曲を中心にした芝居。歌は谷山浩子本人が歌う。女子校のいやーな空気がファンタジックに映し出された、なかなか芸の入った作品だった。ポストパフォーマンストークで語られていたように、種明かしに当たる場面とのつながりがスムーズでなくやや混乱したが、他も見てみたい作家・演出家かも。『真夜中の太陽』は2回目。同タイトル曲の合唱を内容に組み込んだ純然たる芝居。あまりにピュアな作品にただ素直に涙する。浄化されるような。前回より構成が整理されてより良くなった。譜割りも含めコーラスワークが素晴らしい。どれだけ練習したかと思うと奇跡的な出会いの妙を感じたのだった。