波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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「空白に落ちた男」PARCO劇場

作・演出・出演:小野寺修二、音楽:coba、出演:首藤康之、安藤洋子、藤田桃子ほか
8/1(日)にかたつむりと観た。作・演出の人はパントマイムの人とされているようだが、分類するなら広くコンテンポラリーダンスの公演。日常っぽい動きと、見え隠れするパラレルワールドっぽい設定がつながって不思議感を醸し出していた。ダンサーの動きがすごく早くて瞬間移動する。特に首藤康之と安藤洋子の動きが美しく目を引いた。cobaの音楽は古い欧州の映画を思わせて、ユーモアもあって、全体的に古い探偵映画のような印象だった。アイディア勝負の観点からはこの作品は面白いが先々段々キビシくなる気がするが、良いダンサーを得て、ダンスの生かし方など全体の構成のセンスが良かった。パルコっぽい贅沢な感じというか。