作・演出:三谷幸喜、出演:小日向文世、石田ゆり子、風間杜夫ほか
5/1(日)マチネを観た。パルコ劇場のチケットが取れなくて、KAATの楽日になった。1941年のナチスドイツの将校たちの半日を多分ほとんど創作で描く。手堅く面白いしドラマの奥行きもあるが、題材選びの力という印象だった。「キャバレー」の設定の約10年後、国民はその頃の自分の選択の意味にようやく気付いた時代だったのだろう。題材が目新しくよく練られているので面白く観た。役者は熟年の役者が中心で達者で見応えがあった。その意味でも熟練の舞台。旅公演向きでは?音楽は荻野清子。無声映画に合わせたピアノ生演奏などふんだんな生ピアノが素敵だった。