原作:アントン・チェーホフ、作・演出:平田オリザ、テクニカルアドバイザー:石黒浩、出演:河村竜也、大竹直、井上三奈子ほか
10/28(日)昼公演をかたつむりと観に行った。ロボットとアンドロイド各1体と人間の俳優が出演。「三人姉妹」の翻案だということは最後の方のシーンまで忘れていた。振り返れば人間関係は「三人姉妹」っぽいが、借り物感のない平田オリザらしい作品だった。アンドロイドの正体の設定が衝撃的。ロボットやアンドロイドの受け答えが暗黙のコードとずれているところに「ロボットだなあ」と思うのだけど、人もずれる。それをおかしいと言われても、たいていの人はどこかずれるのだった。健気に働くロボビーの方が、人に似ているけど働かないアンドロイドより、「ロボット」っていう感じがして可愛かった。