作:マキノノゾミ
演出:宮田慶子
出演:津田真澄、椿真由美、大家仁志ほか
2013.4.28.(日)劇団青年座「横濱短篇ホテル」の昼の回を観た。マキノノゾミの新作。
同じホテルを舞台にした7つの短篇で、2人の女性を軸に重なり合う人々を5年おきに描く。
一話が短いのであっさりという感想だが、しっとり涙ありの物語だった。
主役の女性一人の役がすっかりM.O.P.におけるキムラ緑子なのはご愛嬌。
青年座らしい若さの誇張や新劇っぽい節回しは相変わらずだが芝居の出だしの時代がかった調子とは相性が良かった。
「若手」がもうすっかり大家仁志や横堀悦夫より下の世代に演じられているのを見ると、歴史を見る気がする。
こんなのも養成所を持つ劇団を観る醍醐味なのだろう。