波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

※当ブログでは商品等の表示にアフィリエイト(広告)プログラムを利用しています。

シス・カンパニー「かもめ」Bunkamuraシアターコクーン

作:アントン・チェーホフ、上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ、出演:生田斗真蒼井優大竹しのぶほか
9/23(祝)昼の回を観た。ケラがチェーホフの4大戯曲に挑むという企画の1回目。演劇人はチェーホフがホント好きだな(苦笑)。「かもめ」である限り概念的な独白がかなりを占め、主人公はナイーブすぎる。思春期を抜け出せないのか。ニーナがややたくましく描かれていたのが見ていて楽だった。若くてはつらつとした俳優はそれだけで舞台に生命力を与える。主演2人は頑張っていたと思います。大竹しのぶ野村萬斎は嫌な感じを与えない自然な世間の大人を造形。若者は挫折するものって感じかな。立見も出て盛況だった。