波打際の舞台日記

演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いていこうと思います。

シス・カンパニー「声」スパイラルホール

作:ジャン・コクトー、演出:三谷幸喜、出演:鈴木京香
12/22(日)昼の回を観た。鈴木京香の一人芝居。よく一人芝居に無理を感じるのは物語の展開を説明しようとするからなのだろう。この芝居には一切感じなかった。ひたすら電話の向こうの元恋人に向かって話し続ける、リアルタイムで1時間の長電話。見栄や駆け引きも垣間見えて、それでも戻っては来ない元恋人への未練たらたらの最後の電話。鈴木京香はどこか洋物っぽい匂いを持つ人で、明示されてないけどだいぶ前のフランスで、一人では生きていけない女を好演。ほんのり愛な感じとつらい感じが入り交じった芝居だった。写真はスパイラルで同時開催の、今回の舞台美術の人の関連展示。電話樹だったかな。