波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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「忠臣蔵・武士編」「忠臣蔵・OL編」こまばアゴラ劇場

平田オリザ・演劇展vol.4
作・演出:平田オリザ、出演:大塚洋、木崎友紀子ほか
6/14(土)16時と18時半の回を観た。OL編はAチーム。両方とも満席だった。忠臣蔵の討ち入りを決める赤穂藩の会議の話で、基本的には同じ台本の男バージョンと女バージョンなのだが、話の進み方の印象が違う。しばしば出てくるチャカシ、オトシメが、女の方が粘着質な、男の方が建前寄りな感じを受けた。同じ台本なのに。ということは、差があるように見えてる部分も実は同じなのかも。男女どちらにしても嫌な感じには違いない。
議論は、主戦論=勢いのある主張が勝ちがちという典型パターン。間違いなく違う結論もありえたと思うが。流されないには議論慣れするしかない。でも普段日本人は議論なんてしないんだよね。舞台上は盛り上がって終わり、だったが、勝手に暗澹たる気分になりました。