波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

※当ブログでは商品等の表示にアフィリエイト(広告)プログラムを利用しています。

「ラフカット2015」全労済ホール/スペース・ゼロ

「カウボーイ、道に迷う」脚本・演出:堤泰之
「終電座」原案:谷山浩子、脚本・演出:工藤千夏
「踊り場のハイソックス」脚本・演出:塩田泰造
「愚かなる人」脚本・演出:太田善也
出演:オーディションで選ばれた役者たち
6/14(日)昼の回をかたつむりと観た。売り出し中の役者たちに機会を作るという企画。谷山浩子の曲を工藤千夏が芝居に仕立てて上演するのは2回目で、前の「真夜中の太陽」は素晴らしかった。今回の「終電座」は曲がオペラ仕立てなので芝居にしようと思ったのだと思うが、ぶっ飛んだ内容に扱いかねたと見られる。前段を丹念に芝居にして、歌詞のドラマ部分は歌って流したが、曲を知らない人には分かったんだろうか?孤立する都市市民のファンタジーという解釈だった。
ほかは極端にキャラクター分けされた役の設定がめんどくさかったりもしたが、1作品30分だし楽しく観た。「踊り場のハイソックス」が芝居もしっくり合っていて一番良かった。


「真夜中の太陽」が上演された2009年のラフカットの記事はこちら。
namiuchigiwa.hatenablog.com