波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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「Lecture + Dance -introduction-」リーブラホール

Dance New Air 2018

Artist Support Program performance Vol.3

黒田育世「病める舞姫

・タシロリエ振付『鏡の中のパラレルワールド』から抜粋

・浜井弘治 レクチャー

2018.10.13(土)。スタジオアーキタンツが提供するArtist Support Programのサポート終了時の公演ということで、2回に分けて4名の振付家の公演がある。今回はその2回目。

レクチャーがコンテンポラリーダンスについて、という広い設定だったのが意外だったが、関わってきた衣装デザイナーによる話、というのは面白かった。

タシロリエの作品は、時折見せる笑顔がチャーミング。私にとって舞台とは、世界の裂け目を確認し、その裂け目がまだ安全であることを確認する行為なのだろう、と思わされた。

黒田育世の方は「病める舞姫」(土方巽の本)についての基礎知識がないまま手探りで見た。踊りの中で生きる、のかな。あやつり人形の動きと筋トレのような動きが交互に繰り返され、全体として原始を思わせる。

神経が一度開かれたようで、想像力がむやみと刺激された夜だった。