(写真はチラシの原画。人物画だったようです)
作・演出:三谷幸喜
出演:柿澤勇人、佐藤二朗、広瀬アリス、横田栄司ほか
音楽・演奏:荻野清子
2019.9.28.(土)「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」のマチネをかたつむりと観た。世田谷パブリックシアターは一番遠い席だと3階席まであるので、S席9,800円にした。立見も出る盛況。
シャーロック・ホームズのファンである三谷幸喜による、若きシャーロック・ホームズが探偵を始める頃の物語。
ネタバレは避けるべき話なので、当たり障りなく書くと、「シャーロック・ホームズは〇〇だった!」という仮説と、兄との関係を軸に、ワトソンとの関係を描いている。
いくつものストーリー&謎解きが次々と展開していって、物語劇として面白い。早くも遅くもない展開のスピード、混線しないストーリーはさすが。あっという間の2時間半だった(休憩あり)。
「大根芝居」(下手な芝居のこと)の芝居、というのが興味深かった。なんかおかしいなと思ったんだ。難しいだろうなあ。
歌のシーンが複数あるにもかかわらず、ミュージカル出身の柿澤勇人に歌わせないというのは面白いチョイス。上手すぎて合わなかったのか。
三谷作品は感動とかは基本狙わないので(たまにあるが)、ネタの盛り込み度、煮詰め度が高く、かなり満足した。ビデオで見ても楽しめると思う。
なぜだか「おのれナポレオン」を思い出した。ゲームが出てくるから?