波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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「志の輔らくご~PARCO劇場こけら落とし~」PARCO劇場

志の輔らくごのチケット情報はこちらから↓
ぴあ「志の輔らくご」チケット

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出演:立川志の輔

2020.2.6.(木)「志の輔らくご」をPARCO劇場に観に行った。 PARCO劇場こけら落としの公演。19時開演で、仲入り(休憩)込み3時間だった。

渋谷パルコ、ましてやパルコ劇場の新装オープンと聞くと、浮足立ってしまう自分。80年台渋谷パルコの時代にすっかり刷り込まれて育ったのだから仕方がない。

というわけで、以前から気になっていた「志の輔らくご」に初めて出掛けた。チケットは発売日には取れず、キャンセル戻りで入手。

こけら落とし料金ということで5,000円。御祝儀価格らしい。チケット代が高騰している昨今、敷居が低くて嬉しい。

PARCO劇場は650席。広くなってゆったり感がある。そして傾斜がしっかりあってよく見える!

狭い通路がぐるっとホールを囲んでいるのは変わらないけれど、きれいでドキドキ。

こけら落とし公演の10日目。祝祭感いっぱいの特別な公演だった。
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冒頭は舞踊の三番叟。なぜか立川志の輔が踊っている。自分で混ぜっ返す合いの手を挟んでいたが、確かにビミョウ・・・。誰かに踊ってもらえば良かったんじゃ・・・。音楽は生演奏が入っていた。

パルコを紹介する立派な映像などもあって、最初の「こけら落とし噺」は「ぞろぞろ」という噺。古典落語だろうと思うが人の関係が意外に分かりにくい?と思っていたら、次で吹き飛んだ。

次の「メルシーひな祭り」は話の作りが大きい創作落語。泣かせて笑わせて、盛り上げた。最後には実際の人間が舞台上で噺のように並んで、仕掛けが大きい。たっぷり流れた映像といい、大きな劇場に合った作りだと思う。

発売時の情報にはなかった「おめでたい一席」は「八五郎出世」。「妾馬」と同じ話だと思う。志の輔師匠が好きな古典落語で、PARCO劇場でやったことがない演目というチョイスらしい。がんがん酔っぱらっていくのが素晴らしい。

PARCO劇場こけら落としについての話もたっぷりあった。この全面こけら落とし感が溢れる公演を20回もするのかと思うと、それはすごい重圧だろうなあという感想。

公演パンフレットの入っている袋に「御縁袋」を発見。新品の5円玉が入ってる! 志の輔師匠の解説を聞いて、神棚ないけど大切に飾ろうと思った。

追い出しの曲が、山下達郎の「バラ色の人生~ラヴィアンローズ」だった。新劇場を機に変えたのかな。長くずっとスターダスト☆レビュー「シュガーはお年頃」だったと聞いていた。FMのCMでは「シュガーはお年頃」を流してくれたことに愛を感じた。