波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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「スタッフ応援ライブ H E L P 〜4人はアイテル〜」(配信)

出演:根本要杉山清貴、KAN、馬場俊英

2020.6.21.(日)「スタッフ応援ライブ H E L P 〜4人はアイテル〜」を配信で観た。

(販売時のタイトルは「スタッフ救済ライブ H E L P 〜4人はアイテル〜」)

e+のStreamig+で、19:30から生配信。6/24(水)までアーカイブが見られる。

コメントはVimeo登録が必要。2時間10分。

新曲「4人はアイテル」からスタート

クラップの音とともにいきなり始まり、手拍子を求められて、えっえっとあたふた。

歌詞からするとこれは今回のライブ用の新曲? と思ったら、KANと馬場俊英で作った「4人はアイテル」だった。

初期ビートルズサウンドど真ん中な爽やかな曲。

まだボリュームの調整とかしてて集中できないうちに終わっちゃった・・・と思っていたら、ラストでもう1度演奏。今度はばっちり楽しめた。

この曲だけYouTubeとかにUPしといてほしいなあ。「コロナ下で作られた曲」を選ぶならど真ん中な曲。

トークの合間に歌

「HELP! 4人はアイテル」のタイトルはビートルズの映画「ヘルプ!4人はアイドル」のもじり。

4人の距離を空けて、スケジュールが空いてる4人が(以下略)、ということらしい。

SSKBを構成している4組なんだけどスターダスト☆レビューから根本要だけなのは、全員来ると密になるかららしい。

アコギかピアノで弾き語りという形だった。「4人はアイテル」は3人アコギで馬場俊英がベース。

ライブはトーク多めで、曲は1人2曲。有名な曲&新鮮な曲の組み合わせかな?

根本要は「夢伝説」と、ソン・シギョンへの提供曲「You Can Change My Life」。

最後に4人で「今夜だけきっと」と「4人はアイテル」を歌った。

ライブの印象は4/1に無料配信した「カエルの座談会 ~開催自粛対策会議~」と同じような雰囲気。

トークが多いところとか、会場が多分同じイープラスリビングルームカフェだとか。

出演も根本要、KAN、佐藤竹善和田唱だったので、2人かぶってるし。

自分の好みとしては、トーク&曲が半々で1人3曲くらいの方が嬉しいけど、これは好みが分かれるのかな。

曲が少ないところは新曲ですっかり満足度を上げて、楽しいライブだったという感想だった。

長い休暇ですっかりオフモードの皆さん、にもかかわらず、杉山清貴の歌は凄かった。声の張りというか力強さというか。歌ってた?

スタッフ応援ライブ

ライブが長期間開催できず、ライブに関わる専門職のスタッフが仕事がなくて困っているのを救済すべく開催されたのが今回のライブ。

音響、照明、制作、舞台監督、セット、楽器担当、運搬など、しかも観客から見えていないところにもいて、多くの人が関わっているという話があった。

この日のライブでも窓に映り込んでいるスタッフがたくさん。

1年先の会場を押さえるから臨機応変というわけにはいかないんだ、という話や、客席を50%しかいれないと、チケット代を上げるか、スタッフの費用を削るかという話になってしまう、という話があった。

興行という面から考えると、何とか採算を取らないとという話になるよなあ。

チケット代は上がっても仕方ないんじゃないだろうか。倍はつらいけど。

ほかのとこのチケットだけど、キャパ絞るから全然まったくチケットが取れない。

プラチナチケットなことには違いないので、転売を防ぐためにも需給に合わせておいた方がいい気がする。

今回のライブの売り上げは2500円×リアルタイム視聴者4.3千人=ざっと1千万円。

4組に関わるスタッフに渡る金額は一人10万円ないかもしれないけど、気持ちが伝わると嬉しいと思う。

ついでにライブエンタメ従事者支援基金「Music Cross Aid」にも募金することにした。

ライブ会場のありがたみ

配信ライブは気軽に見られる、遠くても、足腰や体調が悪くても見られる、というところに可能性を感じるので、今後も活用してほしい。けど。

配信だと音量とか画面設定とか自分でしないといけないし、通信状態にも若干気をそがれる。

全部調整してもらえているライブ会場で早く楽しみたい!と思う。