2020.10.11.白石加代子『百物語』シリーズ 「鉄道員(ぽっぽや)」をユーチューブで観た。1時間8分。
先に公開した「五郎八航空」が人気で、無料公開の第二弾。感謝。
映像で見てもあまりライブから質が落ちないので、DVD化もいいのではないだろうか。
公開期間は2020年10月30日(金)まで。
『百物語』は日本の怖い話を白石加代子が舞台で朗読するシリーズ。
本を手に持っているから朗読ではあるものの、ほぼ一人芝居といった方がいい。
それにしても語り分けというよりもう別人と感じる。
『百物語』の公演は、百話を語り終えると何かが出てくるということで99話で終了し、その後アンコール公演が行われている。
全国公演のチケットはこちら→ ぴあ「百物語」リンク
「鉄道員(ぽっぽや)」は高倉健主演の映画で有名なあの話。私は映画を見ていないのだが、それでも駅長の制服や駅で指差呼称する映像は記憶にあり、語りを聞きながらありありと思い浮かべていた。
道央のまもなく廃線になる駅が舞台。妻と子に先立たれた駅長が住み込む駅に、小さな女の子が訪れる。古いステンドグラスのある駅が魅力的。
話の流れは早いうちにだいたい想像が付くが、それ以上に畳み掛けるように涙を誘うドラマだった。劇場で観たら大変だったと思う。
そして観た後は雪の寒さかスーっと寒くなった。やっぱり怖い話だったという感想。
・『百物語』の別の話の記事はこちら