脚本・演出:三谷幸喜
2021.1.11.数日前にTVで放送された映画「記憶にございません!」を観た。
コメディタッチのハートフル政治ドラマ、ってところ。
三谷作品にしてはいかにも笑いを取りにいくシーンが少なく、1つのシーンも短いので、余計にハートウォーミングな、って感想になった。
主演中井貴一や、秘書官のディーン・フジオカ、小池栄子はとても魅力的に描かれていて、前向きな希望を持てるような映画。
人間ドラマとしては、秘書官たちが味方に変わった理由など、もっと描き込んだら良かったのにと思う部分はあった。なんとなくふわっと物語が展開して、良くも悪くも夢物語な空気感だった。
逆にこの映画にベタな笑いのシーンはいらないかも? 時間は2時間越えくらい。
当時の安倍首相が見に行ってた覚えがあるが、リアルな感想はどうだったんだろうと興味が湧いた。政治の理想を思い返したか、絵空事だよねと思ったか。