河村”カースケ”智康、佐橋佳幸、根岸孝旨 還暦記念「本日のおすすめ」presents チャイチーズ復活ライブ-U168- ~日本の名曲たっぷりお聴かせしましょう~
根本要(Vo.G.)/佐橋佳幸(G.)/難波弘之(Key.)/根岸孝旨(B.)/河村”カースケ”智康(Dr.)
ザ・チャイチーズとは
2021.8.13.(金)ザ・チャイチーズの豊洲PIT公演を配信で観た。
正式タイトルは上の通り。
チャイチーズというのは、スターダスト☆レビューのボーカル根本要と、いろいろな曲のバックで弾いている名うてのミュージシャンが集まったライブのためのバンド名。条件は身長165cm以下。実はちょっと大きい人もいる。
前回は根本要還暦祝いだったかな? 2017年に開催され、身長順入場で(一部の)話題を集めた。
今回は他のメンバーの還暦祝い(難波さんはもっと上)で開催された。密を避けるために身長順入場はなし。
配信するので、日本の曲限定のカバーになった。使用許可のしくみがある日本曲と違い、海外曲は個別許可でしかもなかなか返事が来ないからリスクが大きいということらしい。
「本日のおすすめ」は根本要と佐橋佳幸が洋楽をおすすめする企画なので、日本のポップスはなかなかレア。洋楽オタクの要さんはどこまで知ってるのか?という疑問もありつつ。
チャイチーズのテーマソングだと主張する、ザ・タイガースの「シーサイド・バウンド」からスタート。確かにサビが「ちっちゃいバンド♪」って聞こえる!
メンバーが参加したヒット曲
ライブの選曲はざっと3種類。一つ目はメンバーがレコーディングに参加したヒット曲。
曲名が出るたびに、「おーっ」と言ってしまう名曲ばかり。選曲センスはなかなか。
歌謡曲系の曲はなんだかこのメンバーじゃもったいないような……。でもこういう人が弾いて作ってるんだよね。
女性ボーカルの曲をオリジナルキーで次々歌う要さん。さすがにキーがギリギリな部分もあったけど、高い曲も低い曲もよく歌いこなすなあ。歌詞はプロンプター頼み。1曲だけだけどおかわり(歌い直し)もあった。
演奏がとにかくすごい。ドラムとベースの音がしっかりしているのが素人耳にも違いが分かる。
後半の「強く儚い者たち」の演奏がすごくかっこよかった。
日本の名曲のおすすめ
メンバーがおすすめする日本の名曲が4曲。1960年台、1970年台の渋くて魅力的な曲で、このコーナーはしびれた。
曲目は、ザ・ゴールデン・カップス「愛する君に」、沢田研二「時の過ぎゆくままに」、尾崎亜美「冥想」、鈴木茂「砂の女」。
後ろ2曲はまさにシティ・ポップの源流。ちゃんと聞いてみよう。
踊らずにいられない
最後のパートは盛り上げ曲3曲。
山下達郎バンドの2人がいるから予想していた通り、山下達郎の曲が登場した。
難波弘之の声真似はよく特徴をとらえると思う。
配信なので周りを意識しないで好きなように踊った。これぞライブ!
日本の名曲からエンディングまでは魔法にかかったような時間だった。
アンコールも
アンコールは根本要と佐橋佳幸が二人で登場。小田和正「たしかなこと」をしっとりと歌った。
ラストは「タイムマシーンにおねがい」。最後のものすごくスタンダードなフレーズがとにかくかっこよかった。
解説もたっぷりあったけど、予定より早い2時間20分くらいで終了した。
ダイジェスト映像はこちら。DVD/ブルーレイ化されてます。