2021.9.4.(土)14:00-「山下達郎 シアター・ライヴPERFORMANCE 1984-2012」をMUSIC/SLASH(ミュージック・スラッシュ)で観た。
ライブの映像化を基本的にしない山下達郎が2012年に映画として公開したもの。全編ライブ映像で構成されている。1時間半。
コロナで活動しにくい中、2021年に配信で再公開された。
MUSIC/SLASHはリアルタイム視聴のみ。入れ替え制の映画館と同じように、上映時間ごとにチケットを購入する方式だった。
チケットの発売期間が早く終わってしまうのもMUSIC/SLASHの注意点だ。
私は前回の映画館での公開は足を運べず、配信でハードルが低いのがラッキーということで、今回初めて観た。
年代順に、80年台、90年台、00年台、12年のライブをたどるので、ドキュメンタリー的な感じがあった。
80年台の映像は、村田和人、青山純、土岐英史というもういないミュージシャンの姿に釘付け。このタイミングで見ると、土岐さんがたっぷり見られてありがたい。
西海岸風やバブルを感じるセットで、80年台というのはすぐ分かるんだなあという感想。
90年台からはバンド編成が大きくなり佐橋佳幸が登場し、山下達郎本人もぐっと落ち着いた雰囲気になる。
2012年の映画なので、東日本大震災についてまじめに語るその頃のMCが入っていた。なんかそんなところも今見るのにぴったり。
映画が終わった後には、「さよなら夏の日」の新しいミュージック・ビデオが流れた。
大きな画面で大音量で観たら、なんだかぐっと来てしまった。この先もやっぱり、ぼくらは変わり続けていくんだなあ、と。