波打際の舞台日記

演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いていこうと思います。

「やのとあがつま(矢野顕子&上妻宏光) Tour 2022 - Asteroid and Butterfly -」かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール

ピアノ・キーボード・ボーカル:矢野顕子
三味線・ボーカル:上妻宏光
シンセサイザー:深澤秀行

2022.5.19.(木)「やのとあがつまTour 2021 - Asteroid and Butterfly -」をかつしかシンフォニーヒルモーツァルトホールで観た。

去年の東京文化会館大ホールのライブを配信で観て、あまりの良さに圧倒されて、生ライブに参加。

配信でお試しして、生ライブへというのは今後も有効な誘導線だと思う。

やのとあがつまについてと、前回の感想はこちら。

namiuchigiwa.hatenablog.com

開演時間が18時半、終演が20時15分くらいという時間の短さも影響しているかもしれないが、振り返って現実だったのか確信できない。

すごい浮遊感と、エモーショナルな音。印象としてはまるで夢。

宙に浮くような浮遊感を主に担当しているのはシンセだろう。照明と一緒に、民謡に硬質で現代的な印象を与えている。

三味線・ピアノと二人の歌は、ものすごくエモーショナル。心の中の方を直接揺さぶられるような感覚があった。

メロディとしてはなんでもない音、たとえば音階が上がっていくだけでぐっとくる。なんだろうこれは。

コードとかリズムとかではなく、人の奏でる音への反応でできている音楽という気がした。リズムで手拍子すると合わなくなって面白かった。

民謡とはいえ特に昔から聞いていた訳じゃないのに、染みる曲がみんな自分に関係がある場所の歌というのは、たまたまなのか。「斎太郎節」を聞くと泣きたくなる。

生で見ても三味線は不思議だった。なんとオープンチューニングらしい! あと弦を弾きながら叩く音も出しているけれど、どうやっているのか全然分からなかった。

CDに収録されていない新曲が3曲(かな)もあって意欲的。アルバム2枚目お待ちしています。