波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

※当ブログでは商品等の表示にアフィリエイト(広告)プログラムを利用しています。

『谷山浩子・放課後の音楽室~小原孝先生と2回目~』東京文化会館小ホール

2022.6.19.(日)『谷山浩子・放課後の音楽室~小原孝先生と2回目~』を観に(聞きに)同居人と東京文化会館小ホールに行った。

17:45開演、終演は20時前。

出演は谷山浩子(Vocal)と小原孝(Piano)。『放課後の音楽室』は谷山浩子とゲストとの共演やゲストのソロコーナーで構成するライブのシリーズで、タイトル通り小原孝とは2回目らしい。(前回は見ていない)

確かホームぺージ先行予約でチケットを取ったのだが、前から3列目の非常に近い席。浩子さんが歌うときの表情筋が見えるほど。やっぱり歌ってる人だなあと感心。

小原孝がピアノを弾き、谷山浩子は歌に専念した。まずは共演で3曲。

手術してからものすごく喉をコントロールして音程を取っているようだが、この日は高い声もきれいに出ていて、もう復調したかな? 丁寧に音を置きにいくような歌い方は、曲の良さをよく伝えて別の良さがあると思う。「銀の記憶」など改めて「きれいなメロディだな~」という感想だった。

続けて小原孝のソロコーナー。クラシックに「猫踏んじゃった」を織り交ぜた曲やバイエルメドレーなどちょっと変わった曲が多く、「ニューシネマパラダイス」は映画を思い出してぐらっと来た。

更に小原孝の弾き語りで「お早うございますの帽子屋さん」。オリジナルよりマイナーコードが多い。そう思って聞くとメジャー・マイナーの入り混じり方が不思議な曲。

15分の休憩を挟んで、後半は共演で6曲。

この日の選曲はほぼ白。ピアノの高音を多用するキラキラする美しい旋律と合わさって、雪が降り積もり真っ白な雪原になっていくのを見ているような感じがした。(この日はよく眠れました)

唯一(?)の黒曲「手品師の心臓」はピアノだけと思えないほど音数が多く迫力があった。

打ち合わせになかったらしい別の曲が織り込まれるなど即興っぽい感じの演奏で、自由な感じが面白かった。ゲストっていう感じよりもっと一緒にやってるって感じがして。即興っぽい方向性が好きな相性も良さそうだ。

アンコールは2曲。ピアノにもう一つ椅子が置かれて「河のほとりに」を連弾した。谷山浩子が歌のメロディを弾いて、ピアノのみ。なんかすごく「放課後の音楽室」の先生と生徒って感じがして、これは練習したらこういう雰囲気にはならないだろうなあ。

セットリストはこちら。公式HP早い!

www.taniyamahiroko.com