総合プロデューサー : 亀田誠治
出演:アイナ・ジ・エンド(ジャニス・ジョプリン役)、UA(アレサ・フランクリン役)、浦嶋りんこ(ニーナ・シモン役)ほか
2022.8.23.(火)「ブロードウェイミュージカル『ジャニス』」を東京国際フォーラムホールAで観た。
直前にクラウドファンディングとか始めたからチケットが売れていないのかと思ったら、空席は目立つものの後ろの方まで入っていた。
2階席で見る限り、BISHファンが半分くらいかな? ヒッピーっぽい衣装で決めてる女子や親子連れなどいろいろな客席。
「ブロードウェイミュージカル『ジャニス』」は1960年代を代表するアメリカのロックシンガー、ジャニス・ジョプリンの亡くなる1週間前のライブという設定のコンサート形式のミュージカル。ジャニスに影響を与えた女性シンガーも登場し、ライブ&語りでジャニスの歩みを見せる。
アメリカで上演されたものを録画した映画版についてはこちら。内容もここに書いています。
開演前、ジャニスのファンとしてはちょっと不安に感じていた。すごく細くて全然似てないし。日本語歌詞だし。
でも数曲で「ジャニスの曲を生でこんなに聞ける!」という幸せに気付いた。歌詞が日本語なので歌は当然変わるんだけど、バンドが完コピなんじゃないかと思うくらいで(一部音源と変えてあるところもある)勢いとかもそのまんま。
書ききれないけど、ベースは亀田さん、ドラムがカースケさんなど豪華なバンドメンバー。エレキギターのコピーぶりが感動だった。
ボーカルは似せていない(と思う)けど、全身全霊で叫ぶシャウター(って言葉ある?)というところでそっくりだった。完全に自分の歌として歌い切っていて、「Cry Baby」は鳥肌が立った。曲数多いのに全部ちゃんとカバーになっているのは凄いと思う。語りの甘えた口調もそれはそれでよし。
映画のような客席の盛り上がりはなかったが、UAがライブの盛り上げ係を担っていて、ちょっとだけ客席参加のライブ感もあった。アンコールの曲はコロナがなければ一緒に歌いたかったなあ。
意外に良かったのは日本語歌詞。すっと入ってくる分だけ、前の世代からの音楽のバトンや家族のつながりが染みた。「Me and Bobby McGEE」「Mercedes Benz」は日本語の方が歌いやすそう!歌詞欲しいなあ……。訳詞は森雪之丞。
内容は映画の方が分かりやすかったかな。前の世代のシンガーたちの名前を文字で押さえられたので。と思ったら、帰りにセットリストのチラシをもらえた。サブスクで探して聞いてねってことかな。
上演時間は休憩込み2時間半。グッズは早い段階で売り切れていた。販売は休憩時間までで終演後はなし。通販もあり。