波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

大駱駝艦『夢のカンブリア』(配信)

構成・出演:麿赤兒
出演:麿赤兒ほか
監督:大森立嗣
音楽:ジェフ・ミルズ

2022.9.11. 大駱駝艦『夢のカンブリア』を配信で観た。38分。(感想ネタバレあり)

国際交流基金の"STAGE BEYOND BORDERS"という日本を代表する舞台芸術を紹介するプロジェクト内で無料配信されている。

特設サイトはこちら。

stagebb.jpf.go.jp

"STAGE BEYOND BORDERS"のために制作された映像作品で、川や森や野原の中で舞踏が繰り広げられる。鮮やかなシーン切り替えや音楽などが前面に出て、映像として楽しめる作品だった。

『夢のカンブリア』というだけあって、どこかから運ばれてきた遺伝子が進化していく様子を描いている。衣装というか道具というかが生き物を表しているのだが、これがすごく面白い。

カンブリア紀三葉虫と魚、貝かな? その後陸に上がり、ヒトになり、ロボットになったよう。三葉虫が一番楽しそうだった。人はなんでそんなに悲しそうなの?

音楽のポロンポロンというきれいな音と、人の声、虫の声や水音などの自然音が入り混じり、大地に根付いた浮遊感があった。

日本と思えないほど雄大な自然の中で、銀色に全身を塗った重たい印象の舞踏の人といえどふわふわっと存在する生物でしかないっていうのは映像だからこその表現だと思った。こんなに気軽に見られるのもまた。

メイキング映像はこちら→ making of「夢のカンブリア」 - YouTube