宮部みゆき「小袖の手」
朱川湊人「栞の恋(かたみ歌より)」
構成・演出:鴨下信一
出演:白石加代子
白石加代子『百物語』のアンコール公演第四弾。都内でも数カ所公演があって、2022.11.13.(日)のTHEATRE1010での公演を観た。
『百物語』は怖い話、不思議な話を白石加代子が朗読する、というより演じるシリーズで、第四弾は2作品。途中に休憩が入って、2時間強だった。
演じ方も雰囲気も全然違う2作品で、昭和40年代の元気な少女を演じる「栞の恋」が良かった。怖いというよりヒヤっとしたものが走った。
知ってしまうと、もう世界が変容して、元の世界には戻れない。もう一度男性の視点で聞き直したいと思った。
イープラスの得チケが出たので割引料金で購入したのだが、1階客席は9割くらいの入りに見えた。会場の集客力によるところも大きそうだけど、これだけの人が(多分いつも)楽しみに見に来てるっていうのは素晴らしい。
そして街もにぎわっていた。劇場のある北千住マルイはフードコートも食堂街もいっぱい。一番空いている高い店に入ったら、同じように時間が気になる一人客がちらほらいて、微笑。