波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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『JUDAS, CHRIST WITH SOY ~太宰治「駈込み訴え」より~』(配信)

企画・共同制作・出演:森山未來
演出・美術・振付・出演:エラ・ホチルド
音楽・演奏:蓮沼執太

2022.12.11. 『JUDAS, CHRIST WITH SOY ~太宰治「駈込み訴え」より~』を配信で観た。

国際交流基金の"STAGE BEYOND BORDERS"という日本を代表する舞台芸術を紹介するプロジェクト内で無料配信されている。
本作品はEPAD(緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業)による舞台芸術アーカイブの中の作品。

特設サイトはこちら。

stagebb.jpf.go.jp

JUDAS, CHRIST WITH SOY ~太宰治「駈込み訴え」より~』は森山未來とエラ・ホチルドという男女2人によるダンス。2017年1月に横浜赤レンガ倉庫1号館で上演された。

ところどころ台詞もあるが、はっきりとストーリーをたどるわけではない。が、ああこんな話だったなあという感想を持った。(しっかり覚えているわけではないのだが)

自意識の幕に投影された世界の中で、相手への思いと自己愛がないまぜになるまさに太宰治の世界。

思慕がこじれたユダがやっとキリストを手中に収めた=キリストの処刑を暗示するラストがクリアだった。

音楽は蓮沼執太。キーボードの生演奏だった。