波打際の舞台日記

演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いていこうと思います。

「東京キャラバン in いわき」(ライブ中継)

2019.5.19. 配信生中継で観た。福島県いわき市のアクアマリンパークで開催、近藤良平が総合プロデューサー。

ものすごく港の匂いがする演出で、ある意味やぼったく、そしてその代わりに土地に根差した感じがした。港に面した駐車場に横開きの10トントラック(以上推測)を舞台にして、大漁旗。やっちき踊りという歌と踊りも「THE 漁港」という感じ。その分、コラボで印象が変わる感じがはっきり表れた。やっちき踊りと合わせたのは、日だまり感のある地元リリックのラップ。これがよく合って、今からするとやりすぎな感じがする伝統芸能が、ラップを逆にちょっと不穏な感じにした。

スパリゾートハワイアンズのフラダンスやファイヤーダンスはそれだけで素晴らしい。チャンキー松本は切り絵やら歌やら多芸な人で、舞台の求心力になっていた。

もう一組のコラボが、じゃんがら念仏踊りと、ジャズと、ダンサー(大西彩瑛、小林らら)。じっくり見せたが、長尺で見ていられる美しさだった。

その土地の芸能をメインにするには、洗練させすぎると借り物になってしまって駄目なのかもしれない。「いわきの」という部分にこだわったステージで、それが個性になっていて面白いと思った。

 

前回と過去の「東京キャラバン」の記事はこちらからどうぞ。

namiuchigiwa.hatenablog.com