作・演出:三谷幸喜
出演:小日向文世、浅野和之、山崎一ほか
2026.8.18.(火)、PARCO PRODUCE 2026「アメリカン・ドリーム」の昼の回を観た。会場はPARCO劇場。上演時間は1時間50分強。
(ネタバレというほどではない感想ですが、見る前にイメージを持ちたくない方は後日お読みください!)
1940年代後半の「赤狩り」で容疑者となったハリウッドの映画人に対する尋問、という前情報があったので、「国民の映画」(ナチスドイツを扱った作品)のようなシリアスな舞台かな、と思っていたら、想像するよりずっとコメディタッチの作品だった。
出演者は、4人の聴取される映画人と、2人の尋問する委員、計6人。主にホテルの一室で一人ずつを尋問する様子を会話劇で描く。尋問者はおおむね真剣に追及している(「笑の大学」のように脱線してはいかない)が、ベテランの映画人たちに翻弄されている。
舞台上に強いメッセージはないものの、初めは具体的な行為への対応だっただろう防衛策が、社会運動となって特定の思想や集団を排除していく様子がよく分かる。
見どころは、小日向文世、浅野和之、山崎一という超ベテラン3人の演技。それぞれが選んだ身の振り方で、三者三様の振り切れ方が素晴らしい。小日向文世はしばらく舞台で見ていなかったが、かっこいい役だった。相手役となる中川大志らの尋問者の引き出し方も良かった。
東京公演は完売だと思うが、地方公演は空席があるようだ。