波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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谷山浩子・猫森集会2026 <Aプログラム> 渋谷区文化総合センター大和田さくらホール

<Aプログラム>
〜顔のない森のペンフレンド〜 
ゲスト:長谷川カオナシ(クリープハイプ・ベーシスト)

2026.9.11.(金)同居人と谷山浩子・猫森集会2026へ。去年までの新宿・スペースゼロ/全労災ホールからお引越しして、今年は渋谷区文化総合センター大和田さくらホールと、日経ホールの2日間だ。

まずは初日、Aプログラムは、クリープハイプのベーシスト、長谷川カオナシがゲスト。谷山浩子のファンだそうで、ソロアルバムの1曲の編曲を谷山浩子に頼み、その後もあれこれ交流している様子がXなどで観察されている。

ある程度予想はしていたが、お気軽なゲストと違い、どっぷり二人(+石井AQ)で作りこんだライブだった。2曲目からゲストが登場。長谷川カオナシは最後&アンコールまでずっと参加だった。

前半は、お互いの歌を交換して歌うという企画。5列目中央という良席だったこともあり、ものすごい緊張感が伝わってきた。長谷川カオナシの独特なコミュニケーションもあって、いつものトークとは違う手探り感。カオナシさんのソロの曲と、クリープハイプの曲もあった。NHK『みんなのうた』の曲や、叙情的な曲もあったけど、振り返ると全部マイナーコードだったような。

浩子さんが詞の原型を作ったという共作曲「僕はきみのともだち」もあった。うん、すごく浩子さん的なあたたかさが表れている曲。浩子さんによる歌もぜひ聞いてみたい。

休憩を挟んで後半は石井AQが登場。谷山浩子・石井AQが編曲を担当した「ハエ記念日」から。浩子さんの新曲「地獄の青い鳥」も披露された。言葉数が多くて社会に向かっている詞で、明らかに作風が違う。長谷川カオナシか、古山菜の花か、どちらかの影響だと思うのだが、どちらなのだろう? できたら来年オリジナルアルバムを作りたいという発表(?)があった。

後半は谷山浩子の曲を、半分くらいの曲を長谷川カオナシが歌って、3人で演奏した。ずらっと黒曲が並ぶのが圧巻だった。世界滅亡系に続き、「森へおいで」「SAKANA-GIRL」と曲紹介されたときには、ゲストのイメージは大丈夫?と心配になったほど。でも、カオナシさんの選曲が多いという話だったので、そういう方なのかも。 

本編のラストは「楽園のリンゴ売り」。コンピュータのアップル社のことだと思っていた、というカオナシさんのコメントだが、そういわれてみるとそれでなんの問題もない。なるほどカオナシさんはニコ動で谷山浩子を知った世代なんだな。

二人ともロング丈のワンピースっぽい、なんとなくよく似た感じの形の服。そして今日見せた面だけでいうとカオナシさんは浩子さんに近い感じがした。

ものすごく濃厚な黒まつりのライブだった。ゲストが選んだという理由付けがないと、なかなかできない濃さ。しかも、カオナシさんの歌はパーソナルな感じがして、生々しく、曲の世界が際立った。「森へおいで」(フルバージョン)は「秘密の花園」の曲とある意味同じなんだな、と明確に分かる歌だった。

長谷川カオナシはベース、ビオラ、鍵盤ハーモニカとさまざまに持ち替えながらの演奏だった。ビオラの音がこれも人の歌のようで良かった。

セットリストはこちら。

www.taniyamahiroko.com