波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

宮城聰 の検索結果:

SPACー静岡県舞台芸術センター『夢と錯乱』東京芸術劇場シアターイースト

…ク・トラークル演出:宮城聰出演:美加理 2022.10.15.(土)16:30開演の部で、SPACー静岡県舞台芸術センター『夢と錯乱』を観た。 なんと最前列で、目の前にいる美加理に緊張気味。海外の少年の人形みたい。 美加理の一人舞台で、1時間、トラークルという詩人の詩の言葉を語り、演じる。言動一致(語る人と動く人が一緒)とはいえ、speakerもmoverも一人でこなしているという方が近かった。 詩の言葉は別の人が語っているように感じるほど別の次元にあって、動きが詩の内容に連…

SPAC-静岡県舞台芸術センター「グリム童話~本物のフィアンセ~」(配信)

…リヴィエ・ピィ演出:宮城聰原作:グリム兄弟映像監修:本広克行出演:美加理、若菜大輔、阿部一徳ほか 2021.7.24.にSPAC-静岡県舞台芸術センター「グリム童話~本物のフィアンセ~」を観た。 国際交流基金の"STAGE BEYOND BORDERS"というプロジェクトで公開されていて、YouTubeで無料配信中。 STAGE BEYOND BORDERSのプログラムは本当に豪華。日本を代表するパフォーマーの舞台映像を無料で見られるのは滅多にない機会だと思う。 期間が202…

SPAC-静岡県舞台芸術センター「グリム童話~少女と悪魔と風車小屋~」(配信)

…リヴィエ・ピィ演出:宮城聰原作:グリム兄弟映像監修:本広克行出演:鈴木真理子、武石守正、永井健二ほか 2021.2.24.にSPAC-静岡県舞台芸術センター「グリム童話~少女と悪魔と風車小屋~」を観た。無料配信中。 STAGE BEYOND BORDERS の無料配信ラインアップが豪華 国際交流基金がYouTubeで公開する"STAGE BEYOND BORDERS"というプロジェクトの第1弾。 "Selection of Japanese Performances"として、…

SPAC-静岡県舞台芸術センター「アンティゴネ~時を超える送り火~」(ビデオ)

…ポクレス構成・演出:宮城聰出演:美加理、阿部一徳、本多麻紀ほか 2020.5.3.にSPACの「アンティゴネ」を限定無料配信で観た。 上演中止を受けてアヴィニョン演劇祭の「アンティゴネ」無料公開 本当なら今年は駿府城公園で「アンティゴネ」が上演されるはずだったが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で上演中止。 『ふじのくに⇄せかい演劇祭2020』の代わりにインターネット上でリモートで開催されている『くものうえ⇅せかい演劇祭2020』のプログラムとして、上演期間の4日…

「マハーバーラタ -ナラ王の冒険-」池袋西口公園 野外劇場

…台芸術センター演出:宮城聰出演:阿部一徳、美加理、大高浩一ほか 冷たい雨の晩秋の屋外公演 2019.11.23.(土)15:00開演の部を観た。今回のバージョンはこの日2回の公演のみ。 急に温度が下がって冷たい雨になった。前日のゲネプロは雨も強く、一桁の温度で厳しかったと思う。 晩秋の屋外公演90分はよく考えると厳しい環境だが、池袋の秋は屋外イベントがよくあって、いつも天気が良かったから、考えもしなかった。 ポリ袋、カイロの配布に加えて、カッパも貸していた。準備していない人が…

「ストレンジシード静岡」「マダム・ボルジア」

…・ユゴー構成・演出:宮城聰音楽:棚川寛子出演:美加理、阿部一徳、大内米治ほか駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場 2019.5.3.に参加。周りの会話からすると、東京圏からの参加者はかなり多いと推測する。 まずはストリートシアターフェス「ストレンジシード静岡」。大道芸のように芝居やダンスを街頭で見せるというのが目的と思われる無料(投げ銭方式)のイベントで、各演目は30分くらい。主に市役所周辺で行われて、屋外なのが季節的にきれい。人は結構集まっていたけど、観覧スペースが広いの…

SPAC「顕れ〜女神イニイエの涙〜」静岡芸術劇場

…人 上演台本・演出:宮城聰 音楽:棚川寛子 出演:美加理、鈴木陽代、阿部一徳ほか 2019.1.27.(日)14時の公演を観た。インタビュー記事と新聞の劇評を見て、どうしても美加理が見たくなって急遽静岡に。一般公演は土日祝マチネのみだが、平日に中高生鑑賞事業をやっていて、一般販売がある日もあるらしい。 東京駅から新幹線を使わなくても片道3時間ちょっとで3000円強。チケット代4100円と合わせて合計1万円ちょっと、というのは、最近のチケットの高額化を考えると、充分に芝居1本分…

「寿歌」舞台芸術公園 野外劇場 有度

… 作:北村想、演出:宮城聰、出演:奥野晃士、たきいみき、春日井一平 4/30(月)にかたつむりと観た。日本平の山の中の劇場で、満員(500人位?)の人出に、送迎バスの運送能力が心配になるほど。学生の集団が多かった気がする。夕暮れから薄暮の時間で、やや涼しかった。立派な野外劇場で照明効果が美しい。 脚本は80年代に席巻した核戦争後の設定の芝居の代表作で、約40年経った。多分2回観たことがある。今見ると、世界はやっぱりとうに終わったまんまで、もはや軽やかに再構成することもできずに…

芸術祭十月大歌舞伎 昼の部「新作歌舞伎 極付印度伝 マハーバーラタ戦記」歌舞伎座

脚本:青木豪、演出:宮城聰、出演:尾上菊之助、中村七之助、尾上松也ほか2017.10.7.(土)に観た。 2階東桟敷で、机があって居住環境は素晴らしいのだけれど、なんと花道が2本あって、上手側が見切れ。 2等席14000円で見切れるのはキビシイ。下手側はよく見えたので、見えない花道の絵も想像はできたのだが。 11時に始まり、休憩2回を挟んで4時前までの5時間。 3幕でこの演目だけ。その代わりに踊りあり、色恋あり、最後は大立ち回りの歌舞伎ワンダーランドだった。てんこ盛り。 力を…

八月納涼歌舞伎 第三部「野田版桜の森の満開の下」歌舞伎座

…かったのが寂しかった。新作はタイミングが難しいが。10月は宮城聰のマハーバーラタです。新鮮な驚きがありそうと期待しています。 過去の野田版歌舞伎の情報はこちら・「野田版 研辰の討たれ」(DVD) 野田版 研辰の討たれ [ 中村勘三郎[十八代目] ]・「野田版 鼠小僧」(DVD) 野田版 鼠小僧 [ 中村勘三郎[十八代目] ]・「野田版 愛陀姫」(当サイト内の記事) namiuchigiwa.hatenablog.com ・上3作を収録した本 野田版歌舞伎 / 野田秀樹 【本】

SPAC-静岡県舞台芸術センター「真夏の夜の夢」にしすがも創造舎

…、潤色:野田秀樹、演出:宮城聰、音楽:棚川寛子、出演:渡辺敬彦、池田真紀子、本多麻紀ほか 11/1(日)に観た。役者が演奏する楽器のリズムに乗って進行する音楽劇。宮城聰の台詞の音へのこだわりが音楽に向かっているらしい。独特のキメを用いる動きが妖精や悪魔で活きている。テンポはもっとバリエーションがあるといい。話のせつなさは横に置いて、リズムに乗って祝祭色の強い舞台だった。ポスト・パフォーマンストーク、バックステージツアーもあってたっぷり4時間。スタッフの説明が好感度が高かった。

「オセロー」東京芸術劇場中ホール

…クスピア 企画原案:宮城聰 演出:イ・ユンテク 出演:美加理、阿部一徳、キム・ミスクほか2009.3.1.(日)「オセロー」のマチネの公演を観た。始まりました、フェスティバル/トーキョー。5公演回数券を買ったので、3月は東京芸術劇場に通います。本作は以前観たク・ナウカの「夢幻能オセロー」が原案だった。 韓国の演戯団コリペの演出家と役者、ク・ナウカの役者が、「オセロー」を複式夢幻能に置き換え、韓国の祭祀とも融合させて見せた。生演奏とリズムのある歌は韓国の祭祀のものか。前から2列…

ク・ナウカ「奥州安達原」文化学園体育館特設舞台

…二ほか 台本・演出:宮城聰 出演:美加理、野原有未、寺内亜矢子ほか2007.2.24.(土)ク・ナウカ「奥州安達原」をソワレで観た。舞台はまさに体育館の中で、文化学園なのでミシンが置いてある通路をアプローチとして、白い糸がバスケットのゴールと舞台空間を仕切る中を入っていく。話は浄瑠璃の一幕で、平安時代末期の地元豪族と中央政権との戦いのある意味一場面の話。方言(?)だし古語だしで全く台詞が理解できないので、話の筋は事前に配布されたものを読んでいたけれども漠然としか追えない。 け…

ク・ナウカ「ク・ナウカで夢幻能な「オセロー」」東京国立博物館庭園

…色:平川祐弘、演出:宮城聰、出演:美加理、阿部一徳ほか 11/12(土)に観た。会場は東京国立博物館の庭園に架けられた特設能舞台。客席には屋根と囲いがあったけど、屋外。当然寒い。けど用意されていた毛布とホッカイロで乗り切れた。池のある小ぶりな庭園は時にライトアップされて、露天風呂みたいな解放感があり、きれいだった。舞台は橋掛りのある能舞台で、中身も夢幻能風。いつもも少し能っぽいけど、今回は台本も文語調だし、構成も夢幻能風(らしい)。美加理が演じるデズデモーナのほぼ一人語りで、…

ク・ナウカ「王女メデイア」東京国立博物館本館特別5室

…ピデス、台本・演出:宮城聰、出演:美加理、阿部一徳ほか 7/30(土)ソワレで観た。かなえちゃんと。話は5月の蜷川メディアと同じでもちろん同じ台詞も多いので、演出の違いを味わう。こちらは女やアジアへの差別意識に焦点を当てて、舞台の上は明治の名士の宴会。原作の中の差別意識(と恐れの意識)と重ね合わせて露骨に男によるシステムvs.その外の力の話になっている。その呈示も極端で刺激的だけど、最もすごいのは美加理の動き。今回台詞は全て男性、動きは女性が担当していて、メデイアの動きをして…