波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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スタ☆レビ対バンライブ 第一夜「かかってきなさい」EX THEATER ROPPONGI

出演:ウルトラ寿司ふぁいやー、鶴、スターダスト☆レビュー

スタレビとアンコールのセトリネタバレあります。ご注意ください)

2024.11.27.(木)スタ☆レビ対バンライブの1日目へ。3日間連続の対バン形式のライブだ。

第一夜「かかってきなさい」は平均年齢60代のスタレビに、40代の鶴、30代のウルトラ寿司ふぁいやーという相対的若手の組み合わせ。YouTubeでのカバーやラジオのゲスト、鶴フェスへの出演などがあって、ファンも相互にそれなりに耳にしたことがあるからか、対バンライブというより一つのステージだった。

楽しそう、というのは予想していたけど、それ以上にびっくりするほど素晴らしいステージだった。

最若手:ウルトラ寿司ふぁいやー

対バンライブとはいえ、根本要の司会からスタート。髪が少し長くなってる。「知らない曲は新曲だと思え」を唱和してから、ウルトラ寿司ふぁいやーが登場した。1組持ち時間35分って言ってたかな?(スタレビはもっと長かった)

ウルトラ寿司ふぁいやーはコーラスが中心にある7人組のバンド。「ドンドンドン ドンキ ドン・キホーテ♪」の歌は確実に今回の中で一番有名だと思う!

冒頭からスタレビ「Thank you」のカバーを一節。タイトルが「かかってきなさい」とはいえ、ヤバいうますぎる。「ジャスミン」のア・カペラも突如披露して、ほんとにスタレビが好きなんだな。エンターテイメント寄りの芸風もリスペクト姿勢もスタレビファンの心をくすぐるバンド。速くて軽いメロディが今どきな感じがする。

舞台転換では根本要と直前の出演バンドのボーカルによるトーク。というかインタビュー? 確かに対バンライブって転換が長くて冷めるけど、そこまでしなくてもって気も。ちょっと大変そうに見えた。3日目は根本要佐橋佳幸の2人でしゃべりまくって、それはある意味目玉になるでしょう(予想)。

中堅:鶴

鶴は3ピースの骨太ロックサウンド。鶴って名前だけで他人とは思えないので、ツルのポーズはしっかり覚えてしまった。個人的に今後も使いたい。

「ソウルメイト」と仲間感を強調するメッセージが特徴的で、実は熱いメッセージは苦手なのだが、鶴の場合はなんだかやさしくて元気が出た。3人の生演奏に勢いがあって、絶対ライブハウスがいいバンド。

対バンライブとはいえ多分要さんがセレクトしたバンドの組み合わせで、どこか似た空気を持つ3組だと思った。観客に貪欲に働きかけるところとか。歌わせたり、鶴のポーズをさせたり、コールアンドレスポンスをしたり。観客側も最初からオールウェルカムで盛り上がる気いっぱいだったから、すごく盛り上がって楽しかった。

最年長:スターダスト☆レビュー

司会の根本要がそのまま歌う場所に移動して、3番手はスターダスト☆レビュー。音のバランスがいつもと違う?若干の違和感もありつつ。今回の2組と続けて聞くとキーボードがサウンドの特徴だということがよく分かる。

なんと前半は初期に振り切ったセットリストだった。最近ライブで聞いた記憶がない曲が多く、かなりのレア選曲。懐かしくて感動した。「夕暮れのスケッチ」では高校時代の部屋に時空がトリップした感覚になっていた。これだけでもすごく特別なライブだった。
・Single Night
・ラッキーレイン
・涙のエピローグ
・想い出にかわるまで
・夕暮れのスケッチ

このあと、後手番は単純なア・カペラじゃ勝てないということで、ハンドベル登場。少し早いクリスマスになった。この曲だけ3日間共通で、ほかは全部別の曲だそうだ。
きよしこの夜〜White Christmas(ア・カペラ

ここまでじっくり聞かせて、最後は踊ってくださいと、今度は振り付けが分かりやすい90年代の曲で盛り上がって終了。
・Goodtimes & Badtimes
・HELP ME
・No! No! Lucky Lady

アンコール

アンコールは全員で。1曲目は「雨上がりの夜空に」。フェスのド定番(笑)が新鮮だった。ステージも客席も大騒ぎした後、もう1曲はスタレビの「今夜だけきっと」。この日のために用意したものすごいコーラスだった。しびれた。

この3組でライブがあったらまた行きたい。グッズ売り場大混雑だったから素通りしたけど、あと2組の曲聞いてみようと思った(今も聞きながら書いています)。

公演時間は3時間強、開演18:30で、終演は21:40頃。EX THEATER ROPPONGIは入場も退場も動線が難しい会場だなという感想。早め到着推奨です。