いまさらだけど聞いてみた。すごくかっこいい。身震いした。いわゆるオーケストラっぽい編曲ではなく、でも生楽器がたくさん入って、別仕立てになった曲と、新しい曲が入っている。「さくらん」の映画用という筋書きを持ったドラマティックさと、オーケストレーションの豪華さで、すごくゴージャスな異次元の世界が完全に開けている。映画の内容と親和性があったということもあるんだろうけど。しばらくこの世界から出られそうにないです。特に「錯乱」の癖になるメロディーライン、斎藤ネコのバイオリンがすごすぎる「迷彩」、最後2曲「夢のあと」「この世の限り」のドラマが見事でした。