波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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映画「ボヘミアン・ラプソディ」(TV)

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を2021.6.4.に観た。

日本もクイーンのブームを巻き起こした大ヒット作。

ロックミュージシャンを追った映画は、ヒット曲がたくさん入るし、ライブシーンが盛り上がるので、確実に高揚する空気になる。

ライブエイドのシーンは良かった。代表曲の演奏をじっくり見せて熱くなった。

という意味で素直にいい映画だったけど、なんでそんなに大ブームになったのかはよく分からなかった。

クイーンは同時代に中高生女子だったけどアルバムジャケットやPVのビジュアルが苦手で……。あれはフレディ・マーキュリーの好みだったのかな。映画でもそのイメージを確認した感じ。

曲はやっぱりいい。バリエーションの広さを改めて実感した。リアルタイムのバンドへの毀誉褒貶と切り離して曲を受け入れやすくなったのが、クイーン再評価につながったのかもしれない。

映画は、ロックミュージシャンのハチャメチャぶりを描く映画としては上品で、描写がおとなしい。乱闘もなし。匂わせで処理する感じ。

ところどころにフレディ・マーキュリーの日本趣味が描写されていて面白かった。部屋の装飾や服など。浮世絵風の絵柄や曼荼羅なんだな。

俳優はブライアン・メイなどそっくりだと思ったけど、最後の本物の映像を見たらそうでもなかった。印象をとらえる力ってすごいと思った。