作・演出：深津篤史、出演：江口恵美、亀岡寿行、はたもとようこ他
アフタートーク：深津篤志、今村修、羊屋白玉
10/8（土)ソワレで観た。岸田戯曲賞受賞作である「うちやまつり」とその前日譚である「熱帯夜」の後日譚。殺人事件の謎解きもありながら団地のどろどろっとした情念が主だった「うちやまつり」に比べて、謎解きを前面に出したサスペンス物な仕上がりになっている。「うちやまつり」を観た人だと、段々前の話がよみがえってくるので二度お得（人物相関図付き）。そもそも前の時は情念のスープ状態を堪能しすぎて結局犯人が分からなかったし、「熱帯夜」は東京で公演していないので観られていなくて、その辺までまとめて復習したようなお得感があった。構成は全部しっかり分かった訳じゃないしアフタートークで初めて分かった筋もあったんだけど、段々高まる恐怖感・切迫感の濃さがさすが。後日譚なのに、この後なにが起きてしまうんだろう。きっとまたいつかなにか起きてしまう。そんな気がした。
シアターグリーン新しくなって、3つの劇場つき。エリア171は小さなシアタートラムみたいでなかなか良かったです。5Fなので客入れ・客出しが大変そう。これまでのイメージとは一転です。周りは・・・ですが。
