波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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青年団「火宅か修羅か」こまばアゴラ劇場

作・演出:平田オリザ、出演:兵藤公美、荻野友里志賀廣太郎ほか
1/14(祝)こまばアゴラ劇場の楽日に観た。満員。檀一雄の「火宅の人」がベースになっている。旅館の待ち合わせ場所を舞台に、作家の娘3人と作家の再婚相手、ボート部の同窓会、訳あり気な男女の会話を見せる。背景はドラマだけれど、劇中にはほんとにドラマはない。海の底でもがいている神様の話を似姿として、表に現れない心の深淵が静かに見えた。なぜか自らのこれからの生き方を考えた。新年だからかもしれないけど。