波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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桃園会「追奏曲、砲撃」ザ・スズナリ

作・演出:深津篤史、出演:亀岡寿行、はたもとようこ、アマノテンガイほか
3/30(日)マチネで観た。出奔した父と連絡を取ろうとする話を主軸に、遠景のように大阪と沖縄のできごとが描き込まれる。どこまでが劇中における真実かおぼろな「死」の物語。どろっとした空気を醸し出す力は健在で、幻影のような世界を味わった。難は、主役カップルが弱いこと、東京で観るとここではない大阪の物語に感じられてしまうこと。よそものへの視線の温度は多分違うと思う。大阪ではどっぷり「自分の物語」なのかもしれない。