作・演出:平田オリザ、出演:前原瑞樹、本田けい、伊藤毅ほか
2/15(日)昼の部を観た。移民の増えた日本を嫌って南の島へ移住する話。1990年初演なので当時念頭にあったのはバブルだろうが、今となっては普通にありそうなシーンだった(南の島に現地の人がいないということはないと思うが)。上下関係のある人間関係(雇い主と使用人とか)も珍しく感じない。少し昭和初期みたいな印象。サービスが買えるようになったということは悪いことばかりではないと思うが、固定化による差別も多分付随するのが困ったところなのだろう。高級リゾートのような船の上が舞台で、クルーズ船は人間関係が発生してめんどくさそう、と現実的に思った。