作・演出・出演:野田秀樹、出演:宮沢りえ、妻夫木聡、古田新太ほか
1/22(日)マチネを観た。サイドシートだが、花道以外は見切れなし。歌舞伎の生まれる直前を舞台に、肉体の芸術を支える魂や、それを受け継ぐということを語る。中村勘三郎へのオマージュということは聞いていたし、割とダイレクトなのでそのつもりで観ていたが、亡くなって十八世という歴史的符号の付いた存在になったんだなあと、はっとした。テーマ先にありきで構成はこなれてない感じだったが、熱い思いが伝わってきた。足跡は東京キャラバンと同じネタで、今の野田秀樹のブームなのか(笑)、でもアイディアを作品にしていく過程を見るようで興味深かった。足で桜の木を描いていくのはそもそも好きそうだし。