波打際の舞台日記

演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いていこうと思います。

「東京キャラバン in 秋田」(ライブ中継)

2019.2.17.インターネットの生配信で観た。「東京キャラバン in 秋田」は秋田ふるさと村・ドーム劇場で2日間3ステージ上演され、このうちの最後の回は生中継があった。今回の演出・監修は野田秀樹。男鹿のなまはげ、秋田の竿燈など、いかにも秋田の芸能も目玉に置きつつ、音楽の舞台だった。アコーディオンと歌のチャラン・ポ・ランタンの憂いのある東欧っぽいマイナートーンが、邦楽の曲調とよく合う。そして一番存在感があったのは熊谷和徳のタップダンス。車のライトやウィンカーなどと音をDJみたいに操る宇治野宗輝(これもすごかった)とコラボして車の上でタップしたかと思うと、タップで音楽を演奏したり、笛や三味線と合わせたり。タップシューズって楽器なんだと思った。ほかに、黒木華の朗読や青柳美扇の書など、いろいろなコラボレーションがあった。初めの般若の面となまはげ野田秀樹っぽい。チラシによるとタイトルは「禁断の恋」で、般若にスナックの看板群、薄暗い雰囲気など、少し裏通り感がいっぱい。なまはげと「愛の賛歌」はこのテーマに沿っていてすごく良かった。ストーリーがくっきりと見えた。

そして、野田秀樹のコラボレーションの腕が上がったと思ったのは、それぞれの芸能を長い時間かけてじっくり見せたこと。観客が飽きてしまうからおいしいところだけ少し、というのが割とやりがちなことで、演者には嫌われるパターンらしいが、今回は長め。竿燈まつりの竿燈は相当長尺で見せた。でも、その前だったりコラボなどで、見る視点を伝えることで、観客は飽きないでじっくり見てくれる。これはすごい。芸能を借りてくるのではなくて見せられる、というのは、お互いにすごく力になるし、元々すごい迫力や魅力を持った芸能だから、出し物としても大変魅力的になる。今後の東京キャラバンが楽しみだ。

tokyocaravan.jp

 

過去の東京キャラバン記事はこちら。

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