波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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劇団M.O.P.「さらば八月のうた」紀伊國屋ホール

作・演出・出演:マキノノゾミ、出演:キムラ緑子小市慢太郎奥田達士ほか
8/15(日)昼公演を観た。劇団M.O.P.最終公演。劇団と同じ26年の歴史を終えようとしているラジオの深夜放送を一つの舞台に、戦中、戦後といくつかの場面をつないで、ある歌のドラマを見せる。時代を切り替える手法は最近見たような気がするが、ディケンズかと思うようなつじつま合わせ(謎解き?)は爽快感があった。キーとなる歌は新作したらしいが、古い懐かしい感じながらポジティブなコード進行で、良い曲だと思った。日替わりゲストとマキノノゾミの出演がお祭感を出していた。
長い年月は細かな好き嫌いや当時の事情を霞ませて、王道マキノ節の展開と存在感と色気のある役者の劇団だったと思う。芝居と関係ないエンディングの演奏はいつの間にかうまくなっていた。どうしてもここで見るのが一番魅力的な役者達のために、今後もなんやかんや一緒にやってくれたらいいなと思う。