作・演出:マキノノゾミ、出演:キムラ緑子、小市慢太郎、北村有起哉ほか
8/2(日)マチネで観た。なんと明治初期の横浜が舞台という、近代の時代物が得意なマキノノゾミでも一層時代を遡った設定に意表を付かれた。江戸から明治への時代の変化に取り残された人々のドラマ。安定感のあるドラマと達者な役者によるエンターテイメントであるのは期待通り。配役が固定化していてデジャブ感があるのがやや残念だ。客演の北村有起哉もキャラメルボックスの岡田達也もいかにもの役でそれはそれで満足感があるのだけれど。解散までこれを入れてあと2本、M.O.P.の役者のこの色気ある格好良さは見られなくなるんだろうと思うと寂しい思いがする。