波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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esq Live "Sixty Years On" BLUES ALLEY JAPAN

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Vo/Key: 三谷泰弘(esq)、B: BARA(榊原雄一)、Ds: 夏秋文尚、G: 飯塚昌明

2019.12.28. esq Live "Sixty Years On" を目黒BLUES ALLEY JAPANで観た。三谷泰弘の60歳還暦祝いの記念ライブで、地方のファンも集結したらしく、立見まで一杯。

先の大阪のライブの余韻か、ライブ初めから場が温まっていて、いきなり「Triste」から大盛り上がり。

esqのBLUES ALLEY JAPANでのライブは通常あまり立って踊る場面はないのだが、弾けて立ってしまうような沸き立つライブだった。

STARDUST REVUEの曲を続けて4曲演奏して、「と・つ・ぜ・んFall In Love」で大興奮状態。「と・つ・ぜ・んFall In Love」をソロで演奏するのは2回目というトークにびっくりした。もっと聞いてるような気がしていた。

続いて、最新アルバム「VISIONARY」から3曲。最近再発見されているシティポップの世界で、浮き立つような曲たち。

ここで、三谷泰弘のキーボード弾き語りでリクエスト曲を歌うコーナー。持ち歌2曲、カバー曲2曲。ラジオDJのようなメッセージの紹介とトークが面白かった。200万円した初期マッキントッシュの話とか。

曲の途中でするするっとバンドメンバーが戻ってきて、ソロ・スタレビの曲を取り交ぜて5曲。スタレビ時代の曲が多く、ギターソロが結構あるなどあちこちに見せ場があるのが、バンド感があって楽しかった。バンドメンバーもいつになく楽しそう。

アンコールで再登場した後、還暦のお祝いということで、メンバーよりプレゼントがあった。赤いチャンチャンコとケーキ! 赤いチャンチャンコは頭巾と扇子もセットで、その場で着て、写真撮影(上の写真)。照れてる三谷さんは若々しく見えた(笑)。温かいサプライズ。

チャンチャンコは脱いで、アンコールは4曲。エルトン・ジョンの曲のカバーで、私は聞いたことがあるレベルだったが、これもすごい高揚感だった。そして最後はリクエストの「Charming」でしっとりと。

感想というより、なんだろう、ものすごい多幸感だった。スターダスト☆レビューやソロ初めの頃の曲は、体に染みついたメロディーを生き直しているような嬉しさ。

最近のアルバムの曲も、80年台シティポップを追究していて、楽しい。

なにより、好きな音楽を歌っているということが、ストレートに伝わってきて、幸せだった。

ライブとしても、バンドの勢いが前面に出た選曲で、体が動いて全身で楽しいライブだった。音楽の楽しさって、こういうところにある気がする。バンド編成でのライブ、また楽しみにしています。