波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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「KANタービレ〜今夜は帰さナイトフィーバー〜」(TV)

2025.1.19.「KANタービレ〜今夜は帰さナイトフィーバー〜」がCS放送フジテレビTWOで放送された。放映時間は2時間半。曲はノーカットだったようだ。

2023年に亡くなったKANと親しかったミュージシャンが集まってKANの曲を歌うというライブ。昨年の命日に横浜・ぴあアリーナMMで開催された。

ホスト:スターダスト☆レビュー馬場俊英スキマスイッチ、秦 基博

参加ミュージシャン:ASKA、K、桜井和寿Mr.Children)、佐藤竹善Sing Like Talking)、塩谷 哲、杉山清貴谷村有美トータス松本ウルフルズ)、林 幸治(TRICERATOPS)、藤井フミヤ山崎まさよし、和田 唱(TRICERATOPS)、KANバンドの皆さん、ストリングスチームの皆さん

前半はピアノ+歌の弾き語りのようなスタイルで、後半はKANバンドの演奏とホストのコーラスをバックにバンドスタイルだった。

参加者が多くて豪華! 半面、ほとんどの曲がデュエットで、キーなど歌いづらそうなところもあった。

ライブの笑いの部分の再現も。ズラキャッチ(失敗!)やおっぱいバルーンなど楽しく見た。

圧倒的にバンドスタイルの盛り上がりが良くて楽しんでみていたが、最後の「よければ一緒に」「愛は勝つ」は口ずさんで涙。

スタレビ推しの自分としては根本要の司会・歌、バンド部分のコーラスなど見どころが一杯のライブ。号泣したというトークも見たかったが、トークはばっさりカットされていた。SSKBでおなじみの曲も多く、ピアノの上でギターを弾くお約束の演出は「もしかして見納め?」とぐっと来た。ほかのミュージシャンにも同じようにおなじみの曲があったんだろうなあ。欠けていたのはアメフトのユニフォーム!

よかったのは藤井フミヤが歌った「世界でいちばん好きな人」。最近のフミヤは本当にかっこいい。60過ぎてるとは思えない。

すぐには眠れずに頭の中に流れていたのはなぜか「カレーライス」。朝起きたときには「エキストラ」。いくつか自分の歌のように完成度の高いすごい歌も堪能したのだけれど、それでもKANの歌で聞きたいと思った。

亡くなる順番が違えばKANちゃんバンドに矢代恒彦さんがいたんだなとか、歌詞のあちこちに出てくる未来への不安とか、感じることも多かった。このライブ、今のこの瞬間を精一杯生きるしかないことを再認識したライブだった。