作:いとうせいこう、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、土田英生、別役実ほか、構成・演出:渡辺えり子、出演:綾田俊樹、金内喜久夫ほか。新国立劇場のシリーズ「笑い」の中の公演。
4/10(日)昼に観た。小劇場に入るときらびやかな装飾に魅惑される。偽広告看板もレトロ近未来で楽しい。カクテルライトで高揚する。ラストの構成もちょっといい。と、仕掛けはいいんだけど、全体としては胸がときめかない。オムニバスになったコントそれぞれはそれなりのできだと思うんだけど、目新しさがない。コントで、短編で、オムニバスで、斬新さを出すのは難しいのかなあ。下手下手な演奏はご愛敬。舞台サイドの文字表示の仕方にはもっとやり方があったと思う。なんだかもう一歩。安く観たし、レトロな気分でしっとり帰ったのでそんなには不満ではないんですが。