波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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「LIVE SDD 2019」大阪城ホール

2019.2.23. なんとSDDのチケットが抽選で当たったので、かたつむりと行ってきた。しかも宿泊と往復交通費付き。そしてアリーナ席。これは10数年に一度の大当たりと言っていいだろう。

SDDは「Stop Drunk Drinking」、つまり飲酒運転撲滅キャンペーンのために、大阪のFM局、FM OH!が毎年開催しているライブ。ライブ絡みの放送などで飲酒運転はいけないという意識を喚起するとともに、入場時に集めるドネーション2千円を寄付に回している。総合司会は小倉智昭
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開演1時間前の開場時間より、プレライブなどにぎやかにギッシリ詰め込んだ内容。本編は家入レオからスタートだった。家入レオはちょっと尖ったエッジを感じる。高校生という印象が強かったがもう25歳。旬の若い女性が続き、次はchay。ポップな曲とバラードと2曲。このイベントのサポートバンドを務めるメンバーが楽しそうだった。3組目はFANTASTICS from EXILE TRIBE。すごい歓声だった。メンバーはみんな若いのかな? ファンも若そうで、甲高い悲鳴やら叫びやらの方に圧倒された。4組目はハジ→。DJと2人で登場。会場があったかい応援する空気に包まれて、幸せな空間。観客はお目当ての人がいて来ているのだけれど、それぞれバラバラのアーティストを応援してるグループも結構いて、全編を真剣に聞いている感じが温かかった。

ここで子どもの飲酒運転撲滅の書道コンクールの優秀者発表。そして事故で片足を失ったけれどダンサーになった大前光市のパフォーマンスがあった。

後半はスターダスト☆レビューから。ぐっと渋めのゾーンになった。まず「木蓮の涙」「世界はいつも夜明け前」の2曲を演奏して、ゲストとのコラボを2組。1組目はSkoop On Somebody。ラジオで聞いてたイメージより歌うまいな。声量もあってど迫力で歌い上げた。コーラスのキー高そう・・・。2組目は大黒摩季。「熱くなれ」「ら・ら・ら」の有名な曲にテンションが上がる。コーナーラストは毎年恒例と思われる、スタレビの「愛の歌」を3組と客席で合唱。楽しかった。

ドラマーを目指す交通事故遺児への奨学金授与を挟んで、次は超特急。変わったアイドル、というか、なんかヤバイの見たなという感じ。印象度No.1だった。K-POPアイドルっぽい作りで日本のアイドルっぽくない上に、かわいさとか笑いとかてんこ盛りにしてあって、パフォーマンスもひたすら絶叫していたりちょっと破綻気味。ちょっとすごかった。そして、TRF。多分毎年同じであろうお約束の超有名曲3曲で盛り上がる。小室サウンドはディスコと相性がいい。若者も知ってるのがすごい。

吉本の芸人がつなぎに出てきたと思ったら、次はジェニーハイ。知らなかったので、「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音が登場したときに「そっくりさん!?」と動揺してしまった。番組からできたバンドらしく、キーボードは新垣隆。メンバーはネタっぽいけど、しっかり「ゲスの極み乙女。」みたいな音を聞かせる。「ジェニーハイのテーマ」が面白かった。

トリはゆずが登場。3曲とも知ってるのがやっぱり大物なんだなあという感じ。オーケストラとの共演だった。「夏色」はアンコールして繰り返すのがお約束なのね。そんなネタもあり。

エンディングは恒例の曲を出演者全員で歌うところで、写真撮影タイムになった。オーケストラも入り、舞台後ろ側(といっても360度ステージ)は実は合唱の人たちだったことが分かり、盛り上がるところなのだが、別の意味で盛り上がった。ちょっと客席がフライングだったんだろうけど。終わって出て来たら8時。始まったのが3時だから5時間の長丁場だった。だいぶ押したみたいだが、これだけの数のアーティストとラジオパーソナリティ、吉本の芸人が出てくれば、それ位かかるだろうな。私にとっては生で見るのは初めての人がほとんどでワクワクした。飲酒運転撲滅というイベントの趣旨への本気度も感じられて、熱いライブだった。
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御礼も込めて、お酒飲んで車運転できる人なんていないですよ。飲酒運転は絶対しちゃダメです。心に刻みましょう。