2023.12.10.(日)年末恒例の谷山浩子ソロコンサートを江東区文化センターホールに観に同居人と出掛けた。
全国ツアーがなくなって、今回は東京・大阪の2公演だった。
今回の選曲は以下の通り(公式谷山浩子スタッフXより引用)
1、準代表曲(代表曲補欠)
2、古い順
3、1アルバムから1曲
4、来週の大阪とかぶらない
50周年ライブの代表曲選曲、ファンクラブイベントの1票だけ入った人気曲、に続いて、準ベスト盤みたいな選曲。谷山浩子はあまり代表曲が定まっていないので、かなり代表曲の風格がある曲が多かった。小曲や遊び感がある曲がなくてややタイトな印象。ピアノの手数が多い曲が多く美しい。
今回は直前に予習が万全だった(聞き込んだ)こともあって、すっと世界に入って深く聞けた。「MOON SONG」でホリゾントが開いて満月が現れたのは本当に心がざわついた。照明さんいつも素敵です。
冬のこちらも恒例で、高音はややかすれ気味。「カイの迷宮」では咳込んで途中で止まるハプニングも。歌詞を拾い読みした後に再開した。解釈が良く分かってそれも興味深かった。この曲は「雪の女王」のカイ(連れ去られた男の子の方)の歌なのだが、カイに言葉などへの現代人の偏愛を重ねていて(思春期の偏愛からの脱出みたいな)独特な解釈だと思う。だとするとカイは連れ戻されて幸せ?
浩子さんは平謝りだったが、自分にとっては大満足なコンサートだった。コンサートという決まった形式にこだわる必要もないし、できる形を探していってほしいと思う。
休憩込み3時間10分くらい。(もう少し短くしても大丈夫!)
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