波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

※当ブログでは商品等の表示にアフィリエイト(広告)プログラムを利用しています。

『バリ島の音楽と歌芝居にふれよう』東京外国語大学プロメテウス・ホール

f:id:namiuchigiwa:20231204152918j:image

出演:チアーット(Ciaaattt)、マメタンガン、東京外国語大学インドネシア舞踊部、吉田ゆか子

2023.12.3.(日)なかなか機会がない西武多摩川線に乗って、東京外国語大学に同居人と出掛けた。

『バリ島の音楽と歌芝居にふれよう』 という芸能公演&ミニレクチャーで、無料。コロナ禍の中でSNSで動画が流れてきた声ガムラン(口のガムラン)のチアーットさんが来日するというので早速申し込んだ。

演目はこちら。
ガムラン・ググンタンガン演奏 (出演:マメタンガン)
・バリ舞踊パニャンブラマ (出演:東京外国語大学インドネシア舞踊部)
・ミニレクチャー「コロナ状況下のバリ芸能と声ガムラン」(講師:吉田ゆか子)
・声ガムランのデモンストレーション (出演:チアーット)
・創作歌芝居ジャンゲル(出演:チアーット&マメタンガン&インドネシア舞踊部)

  声ガムランの創作過程のデモンストレーションが興味深かった。ルーパーを使って一人で声を重ねていく。一つずつの音はガムランの楽器それぞれを意識している(西洋楽器でいうならドラム、ベース、ピアノみたいな)のだが、合わさるとどこかケチャのイメージになるのが面白い。ガムランとケチャの音楽が似てると思ったことはないけど、ベーシックなところではつながっているんだろうな。

ジャンゲルは歌芝居というか若い男女の楽しい歌と踊りで、チアーットさんの作品に出てくる二人のキャラクターも登場。

この二人の仮面が絶妙だと思う。どこかキツネっぽい仮面(上の写真)が遠慮がちな人で、もう一人は現代の普通の人の仮面(下の写真)で積極的な人。ぱっと見では仮面だと分からない。

音だけでなく仕草なども面白おかしく、観客参加の楽しい会だった。仕草や表情ってものすごく重要なんだな。

休憩を挟んで全2時間。

f:id:namiuchigiwa:20231204152901j:image